メインパネル
このマクロには患者さんの各種情報を管理するためのフォームが10種類以上用意されております。
これらのフォームを統括しているのがメインパネルです。
メインパネルは患者さんの情報をお一人ごとに表示することに特化したフォームです。
と同時にすべてのフォームへの入り口でもあります。
メインパネルは表示に特化したフォームですのでメインパネル上で情報を変更したりはできません。
情報の変更はすべてメインパネルから飛んだ先のフォームで行います。
メインパネルで直接行えることは患者さん情報シートの並び替えくらいです。
メインパネルには各フォーム・各機能へのボタンが多数並んでおり、その中には患者さんの選択欄もあり各フォームに飛んだ時にはここで選択した患者さんが選択状態になったフォームが真っ先に開くようになっております。
これはメインパネルだけに限った機能ではなくすべてのフォーム共通ですが、選択ボタンで患者さん氏名一覧に表示させるお名前を透析クール別(例えば火・木・土)かすべての患者さんを表示するかを切り替えることができます。
内服薬フォーム
このフォームが最も選択欄の多いフォームです。
薬の種類から一度に何錠(何包)飲むのか、飲み時はいつか、朝食後なのか毎食後なのか、何週分処方するかなど事細かく選択欄があり、そのシートが1週間分(3シート分)あるためです。
このフォームは作るのも大変ですけれども、これを使って実際に入力するのはもっと大変です。
一つの薬を処方するのに最大で5項目の選択を行わなければならず、いつ飲むか(朝食後か毎食後かなど)と処方日数(何日分・何週分処方するのか)などの条件が他の薬と同じ場合は省略することもできますが、それにしても入力の手間は一番かかるフォームです。
個人情報フォーム
次に面白いフォームが個人情報フォームです。
何が面白いかというと「和暦」と「西暦」どちらでも入力できるというのもありますが、一番は表示させる年数を数字一つで指定できる点です。
以前は表示させる年数分ずらっとワークシートのテンプレート集(各フォームの選択肢を専門に扱うシート)に年数を並べておりました。つまり表示させる選択肢の年数分テンプレート集という選択肢をフォームに読み込ませるための専用のワークシートにずらりと記載しておりました。
それが何年分表示させたいかという数字一つで済むようになりました。
例えば80年分(80年先まで)表示させたい場合はテンプレート集に80と記載すれば生年月日入力欄の年のところにはちょうど80年先まで表示されます。
日付変更フォーム
日付変更フォームは患者さんの透析日を管理するためのものです。
ここで編集された日付は経過表や処方箋に印刷されます。
ここで面白いのはワンボタンで1クール分もしくはすべての患者さんの日付を一週間進めたり戻したりできることです。この機能で一人一人日付を変更しなくともよくなりました。
あとは任意の日付に1クール分もしくはすべての患者さんの日付を変更したりも行えます。
もちろんお一人ずつ1日単位での変更も可能です。
このように日付の編集はかなり簡易化されております。
個人情報フォーム
次に面白いフォームは個人情報フォームです。
何が面白いかというと生年月日を入れるとすぐに年齢が表示されます。こちらも西暦・和暦両方の入力に対応しています。
よく年齢早見表というサイトがインターネットで見ることができて生まれた年のところを見ると何歳かわかるというものがありますが、このフォームを使っても年齢がすぐにわかるようになっております。
ですのでこのフォームは透析のためにだけに使わなくても年齢を調べることにも使えます。
その他は一般的なフォームと同じ氏名や性別などを入力する普通のフォームです。
印刷フォーム
他の透析情報を入力するのとは違うのが印刷フォームです。これらは経過表や処方箋を印刷する際に使用します。
経過表と処方箋それぞれに自動印刷フォームと個別印刷フォームがあります。
自動印刷フォームは1クールの1週間分を一度に印刷します。個別印刷は一人の患者さんの最低1枚から印刷できます。
自動印刷でも個別印刷でも透析日が設定されていないと印刷できません。透析日が設定されてないと自動印刷では日付の設定がないと飛ばして印刷され、個別印刷では印刷したい日付の選択ができなくなります。
逆に言えば週2日の透析の患者さんの場合には中日(なかび)の日付を設定していなければ自動印刷の時に1週間として2枚分(2日分)の経過表や処方箋しか出てきません。
印刷する日付の変更を行うには前述の日付フォームで日付を設定する必要があります。